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ここではジオニックフロント(小説を含む)に登場した人物たちを紹介しています。

各アイコン使用元:「くすいぃの巣窟」

 

<ジオン公国軍キャラクター>

ゲラート ・シュマイザー
アイコン
和名 ゲラート・シュマイザー
英字表記 Garret Schmitzer
声優 石塚運昇
登場作品

PS2「ジオニックフロント 機動戦士ガンダム0079」(原作ゲーム、小説)
GUNDAM LEGACY(ガンダムレガシー) episode 03 「落日の群狼」 episode 04 「砂上の陽炎」(ガンダムエース連載)
ジオニックフロント 機動戦士ガンダム0079 -ゲラート・シュマイザー手記-(ガンダムエース連載)

個人的名台詞

「死にたいのか!馬鹿者!」
「軍隊は、いや部隊は私兵とは違うんだぞ。
 上の連中の思惑に下の者が巻き込まれるなんてことが許されていいのか!」
「苦境にある友軍部隊を見捨てるのも現実だというのか!」
「よし、全員作戦にかかれ。忘れるな、この作戦は生還こそが最優先されるのだからな!」

詳細 U.C.0044年生まれ、35歳。階級は少佐。
1年戦争以前のゲリラ戦時代から軍に籍を置き、MSの導入後も常に最前線にて活躍。
武勲を挙げてきた生粋の軍人である。
ゲリラ戦に長けていることで有名なランバ・ラル大尉とも戦友であり、
彼の戦死の際に何もできない自分を大いに悔やんだと語り継がれている。

ブリティッシュ作戦時における連邦軍ニューギニア防空基地攻略の際、
エイガー少尉による攻撃を受け、視神経を負傷。
パイロット生命を絶たれることとなる。
その後、キシリア少将に対し新型機材の審査を主任務としながら、
正規部隊では困難な特殊任務を遂行する特殊MS部隊『闇夜のフェンリル隊』の創設を進言。
創設の認可後、その最高責任者として数々の戦場で冷静沈着な采配を揮うこととなる。

フェンリル隊創設後、北米制圧のために本隊に先行して地球へ降下。
第2次地球降下作戦本隊の橋頭堡を築き、
ニューヤーク、キャリフォルニアベース攻略に大いに貢献する。

その後、オデッサ防衛戦支援のために潜水艦にて欧州方面へ向かうが、
彼らはマ・クベ司令脱出のための戦力としていいように扱われてしまう。
司令官の敵前逃亡行為に図らずも手を貸すこととになってしまった彼らは、
その責任を痛感し、自らが盾となって友軍部隊の脱出を支援する。

なんとかキャリフォルニアベースへと帰還した彼らを待ち受けていたのは、
ジャブロー攻略作戦への参加命令であった。
だが投入戦力が少なすぎたために作戦は失敗し、
彼らはまたしても連邦軍の追撃を振り切りながら帰還することとなる。

部隊が続々と宇宙へと撤退する中、彼はそれらの部隊を護衛するために地球へ残る道を選ぶ。
しかし隊員にそれを強制できないと考えた彼は、
この作戦以後は志願者のみを地球に残すとし、隊員たちに選択を許した。
が、隊員は誰一人欠けることなく志願し、その連帯感の強さを実感させることとなった。
北米での防衛作戦における任務達成後、彼らはアフリカ大陸へと脱出する。
それ以後の彼らの消息は不明とされている。

 

ル ・ローア
アイコン
和名 ル・ローア
英字表記 Le Roar
声優 山路和弘
登場作品

PS2「ジオニックフロント 機動戦士ガンダム0079」(原作ゲーム、小説)
GUNDAM LEGACY(ガンダムレガシー) episode 03 「落日の群狼」 episode 04 「砂上の陽炎」(ガンダムエース連載)
ジオニックフロント 機動戦士ガンダム0079 -ゲラート・シュマイザー手記-(ガンダムエース連載)

個人的名台詞

「まぁ、そう言うな。『ジオンに兵なし』さ。」
「お前の無茶が成功したら、これからお前のことを新米と呼ぶのを止めてやる。」
「戦争なのはわかっている!貴様がやっているのは、戦争じゃない。単なる殺戮じゃないのか!
 ザクマシンガンで人間を狙う奴がいるか!」

詳細 U.C.0054年生まれ、25歳。階級は少尉。サイド1出身。
酒が嫌いで、乾杯のときも一人オレンジジュースという子供のような一面も。
士官学校を首席で卒業したトップエリート。
冷静な判断力と分析力には定評があり、黙々と任務をこなす。
が、第一線級とは言い難いフェンリル隊に配属されたことを不満に思っているらしい。
周囲の人間と距離を置くような態度を取りがちだが、そのあたりに原因があると思われる。
とは言え、マットとのコンビを軸としたフェンリル隊での行動は悪いものではなかったらしく、
ニッキやシャルロッテといった新米士官を根気良く育て上げ、
彼らと共に最後まで戦い抜く道を選ぶこととなった。

士官学校卒業後、配属された部隊にてマット・オースティン軍曹から教えを受け、
以後、マット軍曹とはフェンリル隊に配属されるまでコンビを組んでいた。

 

マット ・オースティン
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和名 マット・オースティン
英字表記 Mat Austin
声優 宇垣秀成
登場作品

PS2「ジオニックフロント 機動戦士ガンダム0079」(原作ゲーム、小説)
GUNDAM LEGACY(ガンダムレガシー) episode 03 「落日の群狼」 episode 04 「砂上の陽炎」(ガンダムエース連載)
ジオニックフロント 機動戦士ガンダム0079 -ゲラート・シュマイザー手記-(ガンダムエース連載)

個人的名台詞

「知ったような口をきくな、ヒヨッコ!お前が命令を無視したために仲間が死ぬことだってあることを忘れるな!
 それがたった一発、トリガーを引いたためにだ。」
「だったら少尉、砲弾一発で人一人殺すような効率の悪い真似は止めてくれといえば納得していただけるんで?」
「我らがゲラート・シュマイザー少佐に敬礼!」

詳細 U.C.0037年生まれ、41歳。階級は軍曹。
ジオン国防軍時代から軍役に就いている古参万年軍曹。
MS-05 ザクIをこよなく愛するが故に、MS-05 ザクI以外は乗らないというポリシーを持つ。
出撃前に駄洒落を飛ばし、それをお守り代わりにしているという。
切り込み隊長として隊内の信望に厚いが、本人は「おやじさん」と呼ばれることに不満がある模様。

ル ・ローア少尉とは彼が最初に配属された部隊からの付き合いであり、
実戦経験豊富な下士官として新米指揮官に補佐教育をして以来、良き戦友となった。

 

シャルロッテ ・ヘープナー
アイコン
和名 シャルロッテ・ヘープナー
英字表記 Charlotte Hapener
声優 黒田由美
登場作品

PS2「ジオニックフロント 機動戦士ガンダム0079」(原作ゲーム、小説)
PSP「ガンダムバトルタクティクス」
GUNDAM LEGACY(ガンダムレガシー) episode 03 「落日の群狼」 episode 04 「砂上の陽炎」(ガンダムエース連載)
ジオニックフロント 機動戦士ガンダム0079 -ゲラート・シュマイザー手記-(ガンダムエース連載)

個人的名台詞

「隊長、どうして私の分のザクが間に合わないんですか!」
「オースティン軍曹、こんどお嬢さんなんて呼んだら、後ろから撃つわよ。
 誰があなたの後ろにいるか考えてみることね。」
「まかせて、私のせいであなたを死なせたりしないから。」

詳細 U.C.0060年生まれ、19歳。階級は少尉。
士官学校を卒業後、いきなりフェンリル隊に配属となった新人パイロット。
年齢相応の負けん気の強さとプライドの高さ故、先走った言動が目立つ。
配属時には彼女用のMSが間に合わずにオペレータを担当していた。
実戦経験に乏しく、戦闘能力には期待できないものの、任務を忠実にこなそうとの意識は人一倍強い。

ニッキとチームを組むことが多かったためか、
彼の成長と同様に彼女も頼もしい存在として成長していくこととなる。

 

ニッキ ・ロベルト
アイコン
和名 ニッキ・ロベルト
英字表記 Nicki Robert
声優 石田彰
登場作品

PS2「ジオニックフロント 機動戦士ガンダム0079」(原作ゲーム、小説)
PSP「ガンダムバトルタクティクス」
GUNDAM LEGACY(ガンダムレガシー) episode 03 「落日の群狼」 episode 04 「砂上の陽炎」(ガンダムエース連載)
ジオニックフロント 機動戦士ガンダム0079 -ゲラート・シュマイザー手記-(ガンダムエース連載)

個人的名台詞

「大丈夫ですよ、今日までオヤジさんにこってり搾られましたからね。任せてください!」
「その言葉、信じてるぜ。」
「そんなことはありませんよ。僕らは絶対にコロニーに戻ります。
 今日、明日は戻れないかもしれませんが、明後日には戻れるかもしれないじゃありませんか。」

詳細 U.C.0058年生まれ、21歳。階級は少尉。
シャルロッテ少尉同様、士官学校卒業後すぐにフェンリル隊に配属された新米士官。
MS乗りとしての潜在能力は未知数な部分が多く、海千山千のベテランパイロットたちからは
「お荷物」や「実験部隊の実験採用者」などと揶揄されることもしばしばであったが、
初陣にてビッグ・トレーを撃沈するという大金星を挙げる。
士気は高いが、状況判断能力はまだまだ乏しく、実戦経験を重ねる必要がある。
しかしながら常人には考えつかないような奇抜な作戦を提案するなど、見所はある。

その後実戦経験を重ねた彼は見違えるように頼もしい存在となり、数々の困難な任務を成し遂げることとなった。

 

リィ ・スワガー
アイコン
和名 リィ・スワガー
英字表記 Leigh Svagr
声優 諸角憲一
登場作品

PS2「ジオニックフロント 機動戦士ガンダム0079」(原作ゲーム、小説)
GUNDAM LEGACY(ガンダムレガシー) episode 03 「落日の群狼」 episode 04 「砂上の陽炎」(ガンダムエース連載)
ジオニックフロント 機動戦士ガンダム0079 -ゲラート・シュマイザー手記-(ガンダムエース連載)

個人的名台詞

「あのうロベルト少尉はビッグ・トレーを潰されたんですか!」
「少尉、あの距離なら銃撃でなんとかできると思います。」
「…残念ながら、私がいた頃とはかなり状況が変わっているようです。
 何か役に立てるかと思ったのですが…申し訳ありません。」

詳細 U.C.0052年生まれ、27歳。階級は曹長。
先の1週間戦争を経て曹長に昇進したアフリカ系の黒人パイロット。
元々はサイド1出身者であったが、連邦軍と戦うためにサイド3へ移り、
「外人部隊」に入隊するという一風変わった経緯を持っている。
フェンリル隊への転属前はアフリカの前線で戦っていたということである。
ロイ・グリンウッド少佐やダグラス・ローデン大佐率いる部隊で活躍していたのかもしれない。

与えられた命令を忠実にこなす模範的な軍人。
特に偵察部隊に所属していた経験から、索敵と精密な射撃で優れた能力を発揮する。
実年齢より遥か上に見られるようで、その点はご愛嬌とのこと。

 

レンチェフ
アイコン
和名 レンチェフ
英字表記 Renceh
声優 稲葉実
登場作品

PS2「ジオニックフロント 機動戦士ガンダム0079」(原作ゲーム、小説)
GUNDAM LEGACY(ガンダムレガシー) episode 03 「落日の群狼」 episode 04 「砂上の陽炎」(ガンダムエース連載)
ジオニックフロント 機動戦士ガンダム0079 -ゲラート・シュマイザー手記-(ガンダムエース連載)

個人的名台詞

「何を考えている?敵を殺すことですよ。他に何があります。
 ル・ローア少尉、俺たちがやっているのは遊びじゃない。戦争なんですぜ。それもただの戦争じゃない。
 地球に這いつくばる蛆虫どもと、我々宇宙人類との生存をかけた戦いなんだ。
 あんな連中に情けは無用ですよ。」
「命令か……運のいい野郎だ。」
「マニング、お前がどう考えるかは勝手だが、俺は俺の仕事を片付けるだけだ。
 お前も自分の仕事をしっかりやってくれ。」

詳細 U.C.0050年生まれ、29歳。階級は少尉。
MSパイロットとしての能力に優れ頭も切れるが、残忍さが表面に出やすい性格が災いし、
中々一つの部隊に定着することのできないベテラン士官。
様々な部隊を渡り歩いた末、フェンリル隊へ配属されることとなる。
射撃の正確さは隊内でもトップクラスで、グフタイプによる中〜近距離戦を最も得意とする。
独断での行動を取りがちな面があり、
いかなる状況でも踏み止まって戦うような攻撃的な性格が強すぎるようである。

この1年戦争をアースノイドとスペースノイドの生存競争と捉えており、
敵兵をいたぶるように殺すという残酷さは同僚も目を背けるという。
その行為が仇となったか、仲間の敵討ちに燃えるエイガー少尉のRX-78-6 ガンダム6号機によって
手痛いしっぺ返しを食らうこととなってしまった。

相手の力量を測る目を持ち合わせているようで、
只者ではないと感じたソフィ少尉に対しては敬意ある態度を示しているようである。

 

マニング
アイコン
和名 マニング
英字表記 Maning
声優 幹本雄之
登場作品

PS2「ジオニックフロント 機動戦士ガンダム0079」(原作ゲーム、小説)
GUNDAM LEGACY(ガンダムレガシー) episode 03 「落日の群狼」 episode 04 「砂上の陽炎」(ガンダムエース連載)
ジオニックフロント 機動戦士ガンダム0079 -ゲラート・シュマイザー手記-(ガンダムエース連載)

個人的名台詞

「ゴビでの戦いでは部下を失いました……。隊で生き残ったのは、自分と……。レンチェフ少尉だけでした……。」
「……ゴビで、オデッサで死んでいった戦友たちの敵を討たせてください。」
「誰かが残るのなら自分も残ります。
 基地をいつまでも守り続けることは難しいでしょうが、何か解決策はあるはずです。
 とにかく、任務第一で仲間を失うことを省みないようなことだけは、二度とご免です。」

詳細 U.C.0044年生まれ、35歳。階級は軍曹。
マ・クベ司令直属の小隊に所属していた叩き上げの軍人。
小隊がゴビ砂漠の戦闘で上官のレンチェフ少尉とマニング自身を除き全滅し、
彼にとってはそれが許せなかったようで、レンチェフ少尉に対する確執の原因ともなっている。

その後マ・クベ隊本部に合流するまでの間、フェンリル隊と同行しMSパイロットを務めることとなる。
フェンリル隊の気質がよほど気に入ったのか、後に転属を希望し、正式に編入することとなった。
パイロットとしての総合能力は現役時代のゲラート少佐に匹敵するとの声もある。

 

ソフィ ・フラン
アイコン
和名 ソフィ・フラン
英字表記 Sophie Franc
声優 小宮和枝
登場作品

PS2「ジオニックフロント 機動戦士ガンダム0079」(原作ゲーム、小説)
GUNDAM LEGACY(ガンダムレガシー) episode 03 「落日の群狼」 episode 04 「砂上の陽炎」(ガンダムエース連載)
ジオニックフロント 機動戦士ガンダム0079 -ゲラート・シュマイザー手記-(ガンダムエース連載)

個人的名台詞

「私が空手の数段者だと、何かおかしいかしら?」
「ええ、怖くないと言えば嘘になります。それでも、やらなければならない…。 軍人ですものね…。」
「ドムの運動量を一点に集中させれば、かなりの貫通力を持つ。そういうことよ。
 サーボ機構にに負荷がかかりすぎるから、整備班からはやめてくれってよく言われたけど、
 いまの場合は背に腹は代えられないでしょ。」

詳細 U.C.0055年生まれ、24歳。階級は少尉。
「落ち着いた雰囲気の美女」という外見にそぐわぬ能力を有する優れたMSパイロット。
開戦以来、宇宙で戦い続けていたが、地上の戦線悪化を受けて地上へ派遣される。
派遣された先の部隊がオデッサにて壊滅し、撤退途中でフェンリル隊と合流することとなる。

アウトローなベテラン軍人の吹き溜まりとも言えるフェンリル隊の中において、
独自のポジションを確率している凛とした女性士官。
その容姿からは想像もつかないが、空手の有段者でもある。
ドムタイプのMS特性と空手の理論を組み合わせた独自の戦術は目を見張るものがあり、
とりわけ、守備的な局面において持ち味を発揮したという。

 

サンドラ
アイコン
和名 サンドラ
英字表記 Sandra
声優 紗ゆり
登場作品

PS2「ジオニックフロント 機動戦士ガンダム0079」(原作ゲーム、小説)
GUNDAM LEGACY(ガンダムレガシー) episode 03 「落日の群狼」 episode 04 「砂上の陽炎」(ガンダムエース連載)
ジオニックフロント 機動戦士ガンダム0079 -ゲラート・シュマイザー手記-(ガンダムエース連載)

個人的名台詞

「ぱぁ〜っと華やぎます、ってのはどういう了見だい!あたしらは軍人で、モビルスーツパイロットなんだ!
 女、甘く見てると絞め殺すぞ!」
「ふん、どこに目をつけてんだ、このすっとこどっこい!目の前にいるだろう。」
「我々は、まだ戦えます!ジオン魂を見せてやりましょう。」

詳細 U.C.0051年生まれ、28歳。階級は少尉。
男性士官顔負けの実戦経験と実力を持ったベテラン女性パイロット。
ソフィ少尉と同じく、宇宙で戦っていたが地上へと派遣された。
オデッサ作戦中に部隊は壊滅的な被害を受け、撤退中にソフィ少尉と出会い
以後、行動を共にするようになったという。
フェンリル隊と合流後、そのまま隊へと転属を願い出た。

言動はワイルドで制服をラフに着たおすなど、一見協調性に欠けているように見られがちだが、
与えられた任務を忠実にこなすプロフェッショナルな部分を持ち合わせている。
戦闘時は、敵機に致命的なダメージを与える「フィニッシャー」としての役割を好む。

 

ミガキ
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和名 ミガキ
英字表記 Migaki
声優 辻親八
登場作品

PS2「ジオニックフロント 機動戦士ガンダム0079」(原作ゲーム、小説)
GUNDAM LEGACY(ガンダムレガシー) episode 04 「砂上の陽炎」(ガンダムエース連載)
ジオニックフロント 機動戦士ガンダム0079 -ゲラート・シュマイザー手記-(ガンダムエース連載)

個人的名台詞

「あるんですよ、そういう馬鹿なことが。
 私は軍人としてはあなたの一パーセントも戦争のことをわかっちゃいませんが、
 しかし、ザビ家とその派閥争いのことだけは、あなたの百倍は詳しい自身があります。
 私もかつてはその闘いの最前線にいた男です。」
「ならば言わしていただきます。
 あなたは親友の仇を討つことができるなら粛清されても本望かもしれない。
 でも、それによりあなたの部下たちの人生も決められてしまう。
 指揮官の思惑で、部下が巻き込まれてしまう。
 それは少佐がもっとも忌むべきことではなかったのですか?」
「隊長、いまのジオンに私は必要とされていません。私が為すべき義務もない。
 だがここには、フェンリル隊には私は必要とされている。
 そして為すべき義務もある。
 それにやりかけの仕事を残しては行けませんから。」

詳細 U.C.0042年生まれ、37歳。フェンリル隊専属のテックチーフ。
ジオン公国政府内でエリートコースを突き進むだけの能力を持ち合わせながら、
フェンリル隊専属のテックチーフへと転属願いを出した「変わり者」。
ザビ家の派閥抗争に嫌気が差したとも言われており、
今のジオン公国政府には自分は必要のない存在とまでぼやいている。
むしろ、フェンリル隊にこそ自分の技術を活かす場があり、
必要とされていることを肌で感じることができるのだと言う。
しかしながら、依然として政府筋で彼の返り咲きを望む声は強いものがあり、
様々な形で彼を支援する者たちも数多くいるようである。

彼の容貌に関して、眼鏡をかけたヤセ形という証言と
ボサボサとしたヒゲ面のたくましい男だったとする証言があり、証言が錯綜している。
これは推測であるが、政府内にいた頃はまだひ弱だった彼が、
最前線の厳しい環境にあるフェンリル隊でもまれる内に、
その容姿までたくましくなっていったのではないかと考えられる。

 

少年整備兵(名称不明)
アイコン
和名 少年整備兵(名称不明)
声優 落合弘治
登場作品

PS2「ジオニックフロント 機動戦士ガンダム0079」

個人的名台詞

「どこに行ったって、戦争なんでしょ?それなら、勝手の知っているところのほうがいいですよ。
 でも、いつまで十分な整備ができるのかなぁ……。」
「やっぱり……あの時宇宙へ上がっておけばよかったかなぁ。」

詳細 U.C.0062年生まれ、17歳。フェンリル隊メカニック。
戸籍データベースに不正アクセスし、個人情報を改ざんして兵役を逃れようとした過去を持つ。
そのため、実名は不明のままである。
上記の記述からもわかるように問題児ではあるが、腕前は確かである。
様々な部隊をたらい回しにされた挙句、フェンリル隊へとたどり着いた。
自らの腕前を存分に発揮できる環境に馴染んだのか、そのまま落ち着くこととなった。

 

 

<地球連邦軍キャラクター>

エイガー
アイコン
和名 エイガー
英字表記 Eiger
声優 中井和哉
登場作品

PS2「ジオニックフロント 機動戦士ガンダム0079」(原作ゲーム、小説)
PS2「機動戦士ガンダム戦記〜Lost War Chronicles〜」
PSP「ガンダムバトルタクティクス」
PSP「ガンダムバトルロワイヤル」
PSP「ガンダムバトルクロニクル」
PSP「ガンダムバトルユニバース」
GUNDAM LEGACY(ガンダムレガシー) episode 03 「落日の群狼」 episode 04 「砂上の陽炎」(ガンダムエース連載)
ジオニックフロント 機動戦士ガンダム0079 -ゲラート・シュマイザー手記-(ガンダムエース連載)
GUNDAM LEGACY(ガンダムレガシー) episode 06「ジャブローの邂逅」(ガンダムエース連載)
GUNDAM LEGACY(ガンダムレガシー) episode 13「reunion at the borderline」(ガンダムエース連載)

個人的名台詞

「――自信だ、自信さえ取り戻せば、この部隊は見違えるようになる。」
「それよりお前ら、本当に俺と一緒に来るのか?」
「冷却機構さえ完成すれば、こいつは無敵のモビルスーツなんだぞ。」
「サカキ軍曹をいたぶった奴か。お前もサカキの気持ちを味わってみろ!」
「戦場だ。奴らが向かうとすれば、戦場しかありえない。それがフェンリル隊だ。」

詳細 連邦軍の才能溢れる若き青年士官。恐らく20代。階級は少尉。
連邦軍内における屈指の砲術士官であり、軍首脳部での評価も高かった。
そのため砲撃戦を主眼においたMS開発に深く関わり、自らそのテストパイロットを務めた。
ジオン公国軍の侵攻が近いとの情報を元にニューギニア防空基地へと転属となるが、
ジオン公国軍のブリティッシュ作戦時に極秘裏に送り込まれた特殊部隊によって基地は壊滅。
エイガー少尉はゲラート少佐駆るMS-05 ザクIに一矢報いるも、命からがら脱出する。
これがゲラート少佐率いる『闇夜のフェンリル隊』との因縁の始まりであった。

キャリフォルニアベースへと脱出したエイガー少尉は基地司令官より、
その才能を見込まれて基地防衛隊の部隊指揮を依頼される。
ジオン公国軍の侵攻によって混乱に拍車がかかる中、彼はこれを二つ返事で快諾。
61式戦車隊を率いてMS-05 ザクIを撃墜するという戦功を挙げる。
しかし彼らの奮戦むなしく、キャリフォルニアベースは陥落。
エイガー少尉はまたもや命からがら潜水艦にて脱出することになるが、
このとき彼を追い詰めたのもまたフェンリル隊であった。

その後、しばらくの間再び砲撃戦用MS開発に携わるものの、
オデッサ作戦において砲術の専門知識に豊富な指揮官が必要となり、
自走砲大隊指揮官職務執行役として任官することとなる。
しかしオデッサ作戦も終了間際というときにフェンリル隊の襲撃を受け、
彼の自走砲大隊は壊滅的な被害を被ることになる。

オデッサ作戦終了後、彼の理論の集大成というべきMS、
RX-78-6 ガンダム6号機(マドロック)を完成させるべくジャブローに飛び、
星一号作戦に投入予定のブランリヴァル隊に配属される。
その際、同じくジャブローにて待機命令を受けていた第16独立戦隊(旗艦、サラブレッド)のパイロット、
ルース・カッセル中尉、フォルド・ロムフェロー中尉と出会っている。
ジオン公国軍によるジャブロー襲撃を受け、基地防衛、ブランリヴァルならびにサラブレッド防衛のため、
未完成のままマドロックにて出撃。
サラブレッドの援護ののち、ブランリヴァルの護衛に回るが、ブランリヴァルは甚大な被害を受け、
マドロックもオーバーヒートに陥ってしまう。

当初はブランリヴァルとともに宇宙へ打ち上げられる予定だったマドロックだが、
ブランリヴァルの損傷が酷く、復旧までに時間を要するために、急遽マドロックはブランリヴァル隊から外され、
機体の完成を待って、地上における北米での反攻作戦に投入されることとなり、
そこでフェンリル隊との最後の戦いを繰り広げることとなる。
これまでの鬱憤を晴らすかのごとく鬼神の如き強さを発揮するが、
ゲラート少佐のMS-05 ザクIを前に敗れ去った。

彼は非常に優れた軍人であったが、若さ故か精神的に未熟な部分が残されていた。
普段は冷静沈着で、的確な戦術眼を持ち合わせているのだが、
興奮すると視界が狭くなり、戦況の判断がやや遅れがちになっていた。
それ故、敵討ちに燃える彼はやや冷静さに欠けていたようで、
そこをフェンリル隊に突かれる結果となってしまったようだ。

また、平時と戦闘時(平静時と興奮時)の性格があまりにも異なっていたためか、
彼の印象は冷静沈着で極めて優秀な士官というイメージと、
直情的で激しい性格の無鉄砲な戦闘バカといったイメージの2種類が語られている。

 

サカキ
アイコン
和名 サカキ
英字表記 Sakaki
登場作品

ジオニックフロント 機動戦士ガンダム0079(小説)

個人的名台詞

「あの腰抜けの司令官が後少し踏んばってくれさえくれれば、俺たちがあのモビルスーツを仕留められたものを。」
「砲術ってものをちゃんとした士官から学ぶのも悪くないなって。」
「――エイガー少尉ならわかってくれるはずだ。」

詳細 志願して連邦軍入りした戦車兵。階級は軍曹。
キャリフォルニアベース基地防衛隊に配属される前の部隊にて、
その英雄的活躍を認められ、軍より感謝状が送られた経歴を持つものの、
ジオン公国軍との圧倒的な戦力差を前にして、否応なく士気は低下していた。

そこへ、臨時の戦車隊の指揮官として着任したエイガー少尉に率いられ、61式戦車にてMS-05 ザクIを撃墜。
公国軍への戦意を取り戻すと同時に、エイガー少尉への敬意を覚え、以後行動を共にするようになる。

オデッサ作戦時にはエイガー少尉率いる自走砲大隊の副官を務めるまでに成長するが、
その際、フェンリル隊の襲撃によって戦死。
生身に120mmもの弾丸を撃ち込まれるというあまりにも無惨な最期であった。

 

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